7月は、26日に開催される川西市環境フェスタの準備状況の共有、大阪府の特別地域に繋がる作業歩道の整備、樹木看板の追加、6月に咲いてていたササユリの確認を行いました。

作業道の整備
作業用歩道整備は、特別地域のアカガシ広場に繋がる経路で実施しました。この作業道は、一般の通行を制限しているのですが、見学会などで通って頂くこともあります。環境フェスタ後の体験会などもありますので、今回傾斜のある通路の整備を行いました。


歩道の足場が確保できるように整地し、間伐や倒木などの材を加工し細い丸太と杭で固定しました。


今回一部ですが、整備ができました。

また、アカガシ広場手前の歩道に掛かっていたスギの枝も払いました(左:作業中、右:作業後)


ササユリの様子
6月に100本以上の花が咲いていたササユリの確認を行いました。現在は、花が終わり実が膨らんできた状態です。ササユリは能勢町の町花ですが、絶滅の危機とも言われており、種ができるのは秋以降と思われます。今後は観察を続け、できれば種の採取を行いたいと思います。



トピックス
① ササユリの観察をしている際に、「青い宝石」とも言われるルリボシカミキリを見つけました。ササユリの生息しているブナの防鹿柵内で発見しました(青い柵の上がブナの幼木で、中央の瑠璃色がルリボシカミリキ)。




② ブナ林には、シカの食害にあった樹木を見かけます。下記は、兵庫県側の警察無線の電波塔に繋がる通路横で、アオハダと思われる樹木の樹皮が最近食べられた様子です。

また、アカガシ広場に繋がる作業歩道横にも同様の被害がありました。樹木は、根が吸い上げた水の水路は樹皮の下にあると言われており、このように剝がされると枯れてしまいます。ブナ林は、様々な種類の樹木で成り立っており、シカの食害により樹木が枯れると土壌流出などの懸念もあります。

そのために、一部ですが下記のような網で樹木の保護もしています。アカガシ広場横の樹木の網が外れていましたので補修も行いました。


③ ブナの幹には、様々なコケ(地衣類)の不思議な模様が見られます。アカガシ広場から尾根沿いに下ったところに、珍しい〇模様の重なったものがあります。〇が3つ重なったネズミのキャラクターを探していましたら、ニンジンの鼻のない雪だるまのキャラクターのように見える模様がありました。また探したいと思います。

【今後の予定】
- 保護活動日 9月16日(火)、10月18日(土)(8月16日は参加者が少ない為中止します)
- 時 間 10:00~12:00
- 体験、見学など下記「detail」から申し込み願います。
- イベント 川西市環境フェスタ
- 7月26日(土)13:00~16:00
- 場所 川西能勢口 アステ川西市民プラザ 6階アステホール
2025年7月16日