北摂里山フィールドパビリオン2024春ツアーの準備をしていたときに、防鹿柵の支柱が折れているのを見つけました。

前回この箇所を見回りに来たときには支柱が折れていたのは気づかなかったのでここ1ヶ月くらいだと思うのですが、残念ながらブナの新芽が少し食べられてしまいました。

完全に無傷なものもあるので、新芽の開く時期がバラバラだったのが良かったのかもしれません。早めに新芽をだしたブナだけが食べられているようで、それぞれの個性があることで種としての生存に繋がるのを実感します。

このままではエサ場になってしまうので、急遽いるメンバーだけで補修作業を行いました。

周りの食べ物が少ないこの時期は特に注意が必要ですね。

今回、もし全ての新芽が同時に芽吹いていたら、新芽は全滅していたかもしれません。

「生物多様性の何がいいの」と聞かれることもありますが、それぞれの種(しゅ)の個体が多様であることが種(しゅ)の生存に繋がりますし、それぞれの多様な種(しゅ)が生き残ることで、結果、地球の冗長性を形成し、私たちの生活基盤である地球を守っているのだと改めて感じました。

2024年4月6日