能勢妙見山ブナ守の会のWebページのトップを飾っているのは「アカカシ」です。ブナ守なのにアカカシを表紙に持ってくるのは不思議な感じがしますが、これには訳があります。

妙見山では昔からブナとアカカシが共生しており、どちらも樹齢数百年を超えるものを多く見ることが出来ます。これは妙見山のブナ林の特徴でもあり、暖かい地方で育つアカカシと寒い地方で育つブナが共存しているのは日本広しといえどもこの妙見山だけではないでしょうか。

ブナ守の会は「共生」を重要なキーワードだと考えています。人間と自然との関わり合いを考えるのも一つの共生のありかたです。強いものが弱いものを一方的に倒すのではなく、それぞれが精一杯生きていけるような世界であって欲しいと願います。

能勢妙見山の境内にあり、妙見大菩薩という仏教の神様に守られてきたブナ林だからこその「共生」を少しでも形にできたらと思います。

2014年11月9日