本日はブナの実生苗のマーキングとポットへの保護を行いました。川西側を中心に94本の実生苗を保護いたしました。

今日は天気が悪かったのであつまりも少なめでしたが、雨が降るまでの午前中一杯がんばりました。

今回は、シンポジウムに向けての整備班と前回からの続きのマーキング&保護班に分かれての作業です。

整備班は下草刈りと看板立てを行います。

通常ブナは直射日光の場所より林縁の光りの強すぎないところの方が草に邪魔をされず生育が良いのですが、大勢のかたに見て頂けるように、ブナ苗の一部は日当たりの良いところに植えてあります。そのため、下草刈りをマメにする必要があります。

マーキング班はブナの実生苗を探してどんどんマークをつけていきます。5月も半ばになると、暖かくなるので虫の被害にあって葉っぱがほとんど食べられているものがいくつもありました。

保護班はマークのついたブナを、根を傷つけないように周りから掘って、保護します。

保護したブナの苗は水洗いして雑菌を取り、真砂土のポットに植えていきます。

整備班は下草刈りが終わったら、シンポジウムにそなえて看板を設置します。これで一般の方もどれがブナか分かりやすくなりました。

今回は川西側を中心に全部で94本のブナの実生苗を保護しました。昨年が0本だったことを考えると大豊作です!

最後におまけ。

倒木したスギの木を上から撮ったところです。日光が全ての枝に当たるように上手くはえていますね。枝の密度が低いところは、きっと横に別の木がはえていたのではないでしょうか。

2016年5月16日