川西市主催の環境フェスタに参加しました(7/26)。
今年で3年目のイベントとなり、初めて夏休みの開催となりました。ブナ守の会の活動展示とブナの落葉でつくるしおり作り体験を実施しました。

川西市の越田市長による挨拶によりスタートしました。イベントとして266人の来場があり、当会にも多くの方がブースに来て頂き「無難に過ごせるブナ守り」つくりは、約40人の方に体験頂けました。当会から副会長をはじめ6名の会員が参加運営を行いました。他の出展団体とも交流ができました。
越田市長の挨拶と当会ブースへの訪問の様子


ブースには保護したブナの幼木を展示しました。今年の春に多くの実生を保護した1年目の幼木と、数は少ないですが2年目と3年目の苗も並べ、ブナの成長が大変遅いことを知って頂きました。
奥の幼木が3年目で約30cmです。桃、栗なら実が成る年数ですがブナの成長はこの程度です。

しおり作りに必要な落葉やリボンです。
昨年集めたブナも種も展示し(募金箱の右)、普段北摂で見ることができないブナの種ですので、ブースにお越しの皆様は一様に興味深くご覧になっていました。話のタネに持って帰って頂けるかたちの展示としましたが、そのなかで「庭に植えてみたい」とおっしゃる方もおられました。
説明不足で申し訳なかったのですが、実は、今回展示していたブナの種は中身がない”シイナ”で発芽しないものでした。もっと実の入った種ができれば良いのですが、妙見山のブナは近年”シイナ”が増えてきており、しっかりした種の確保が課題となっています。
そのようなことをご説明したところ、ご理解頂くことができました。いろいろありましたが、それも含めてブナの種の展示は妙見山のブナのことを深く知って頂くきっかけになったと思います。

今年は夏休みの開催により多くの子供たちに訪問して頂けました。「無難に過ごせるブナ守り」つくりに、今年はしおりに加えボールチェーンでカバンなどにつけられるチャームとしてつかえるようしました。

子供たちの発想には感心です。良い記念になればと思います。





環境フェスタ後の体験イベントとして、北摂里山フィールドパビリオン体験プログラムの一環で能勢妙見山ブナ林体験会として9月以降の活動日に参加頂ける案内もさせていただきました。
興味はあるけどきっかけがなかったかたも、この機会にぜひ気軽に遊びに来て下さい。

北摂里山フィールドパビリオン体験プログラム | 能勢妙見山ブナ守の会
2025年7月28日