6、7月の活動は、防鹿柵の点検、下草刈り、育苗しているブナを大きな植木鉢への植替えを実施しました(6月:左、7月:右)。
6月の活動報告
育苗所はよろずや裏にありますが、ここもシカの餌とならないように、防鹿柵を設けています。ブナの幼木は、春に葉が芽吹きしっかり茂っていました。6月の活動で、育苗所と植木鉢の除草と小さくなった鉢の植替えを行いました。
作業完了後、元に戻しました。貴重な苗を、大切に育てています。
本殿西側の兵庫県エリアの防鹿柵点検を実施しました。このエリアの下草はイワヒメワラビですが、植樹したブナがそれらより大きく育っており、また土壌の保水効果もあるとめ、下草刈りは最小限としし、様子を見ることにしました。
大阪府特別地区内のアカガシ広場から尾根根沿いに下っていった防鹿柵で、6月にシカの侵入のあったとこをを点検した結果、網に穴があり、ここから入ったものと思われます。応急的に補修しました。今後、シカの侵入防止のための補強と、再植樹を進めて行きたいと思います。
このエリアの下草も比較的背が低いので除草作業は様子見としました。点検中にマムシを見つけました。安全に駆除をおこないましたが、今後夏の作業に向け注意が必要です。
マムシもいましたが、このエリアの防鹿柵内に、能勢町の花であるササユリが多く咲いていました。能勢町内でもシカやイノシシのよる食害により、少なくなっていると聞いていますが、妙見山では見ることができました。妙見山でも防鹿柵の外では見ることがないので、ササユリもブナと同様の食害にあっているのかもしれません。
7月の活動報告
7月の活動は、防鹿柵の補修を行いました。
大阪府特別地区北側の野間奥ノ院方面の参道に面している場所に防鹿柵があるのですが、2018年の台風でブナの巨木の倒木に巻き込まれていました。このあたりは、大学の研究などで設置されていた防鹿柵もあり、管理外と思っていましたが、昨年からの防鹿柵の棚卸で当会のものであることがわかりました。倒木の幹や枝で柵の一辺が倒されてていましたので、倒木の撤去と柵の補修を行いました。
網は、再利用できそうで、折れた支柱は更新し、当初より若干小さくなりましたが、防鹿柵として蘇りました。この参道沿いにも、ブナの巨木が並んでいましたが、老齢化、台風などで減少しています。次の世代を残すため、今後植樹をしていきたいと思いまます。
倒木により倒れて支柱と倒木の撤去
支柱の更新と網の設置。
網の固定と完成した防鹿柵
ブナ守の会の定期保護活動について
毎月第3火曜日(奇数月)、毎月第3土曜日(偶数月)
公共交通機関であった、ケールブル、リフトが廃止になっています。体験、参加希望の方は、ホームページの『会員募集』『お問い合わせ』から連絡頂くと、スムーズにご案内できますので、ご活用ねがいます。
2024年9月17日