10月の活動日は、倒木により寸断され新に設置された迂回路の確認と、今年のブナの実りを確認するためのシートトラップを設置しました。
新に設置された迂回路は、倒れた木の幹側を通り、斜面は折返し、倒木横の最後の折返しでもとの通路に繋がるようにされています。倒れた木の存在感と自然の摂理を感じることができる迂回路ができました。
近くに寄ると倒れた木の大きさがわかると思います。
秋を迎え、今年のブナの実りを確認するため、シートトラップを設置しました。
ブナの木を下から観察すると、ブナの実りが確認でき、足元にも少し落ちていました。適当な設置場所として、本殿西側の兵庫県エリアとしました。
塩ビパイプを土台とし、鋼管支柱で補強し設置しました。もう一つ、大阪府側の特別地域にも設置しました。実りの比較をしたいと思います。
本日の活動は、途中から雨となりました。妙見山は雲の中に入り、特別地域のブナ林も霧が掛かった景色となりました。
降った雨がブナの幹を通して自身の根本に流す「樹幹流」が観察できました。傾いた木では、水の流れが途中から幹から外れ、滴る珍しいものが観察できました。
足元には、キノコが多くみられました。小さな気付きですが、森の循環と季節を感じる貴重な雨の日の活動となりました。
【今後の予定】
〇妙見山北摂唯一のブナ林観察会 11月30日(土)能勢妙見山信徒会館「星嶺」並び妙見山ブナ林
○保護活動日 11月19日(火)、12月21日(土)
時 間 10:00~12:00
詳細は下記案内から「detail」を参照願います。
2024年10月27日