平成最後のブナ保護活動を行いました。
今回は二班に分かれて作業をしました。一班は植樹班、二班は調査班です。
植樹の場所は、先日、シカ柵内にシカが入り込んでなかのブナが蹂躙されてた場所です。午後からはちょうど雨の予報だったので山の中を重い水を持って歩かなくてすみました。
植樹はいつも通り未来の森の様子を想像しながら場所を決めます。20年後、50年後、百年後、三百年後とそれぞれどのように樹冠を張るのか、また水はけや日当たりも可能な範囲で考慮して植樹をしました。
植樹で気をつけるポイントとしては、ポットの土をできるだけそのままの状態で埋めるということです。ブナが育ったポットの中にはブナと相性の良い外生菌根がネットワークを張り巡らしており、ブナと共生しています。そのネットワークを壊すこと無く土に埋めることでブナの生長を促します。
調査班は前回スギとシロダモのなかにブナがいくつも生えているのを発見しましたので、どこに何本生えているのか地図に落とし込んでいく作業を行いました。
前回、今までシロダモで隠れていたところにたくさんのブナがあったのでびっくりしましたが、今回の調査でなんと17本のブナがあることが分かりました。
ただ、イヌブナの可能性も捨てきれないので、葉が出てからよく確認してみたいと思います。
午後からは雨になったので作業はできませんでしたが、せっかく集まったのでグリーンウッドワークをやってみました。
2019年4月3日