ブナ守の会クラフト部(仮)の立ち上げ準備が有志の手でちゃくちゃくと進んでおります。

今回はなんと、斧の台となるチョッピングブロックと台風で倒れたヒノキをつかったベンチを作りました!
チョッピングブロックは樫の木で作ったのですが、堅いのなんの、まさに「堅い木」の漢字の通りでした。
倒木したヒノキについては前から何とか利用できないかと考えていたのですが、せっかくの素晴らしい材も重すぎて持って上がれないという難題を抱えていました。それが、福畑さんの手にかかると現地であっという間に板となり一人でも持ち運べる大きさになりました。

台風で倒れて放置されていた立派なヒノキ。なんとかこれを活用できないかが課題でした。


玉切りにしたヒノキをどうするのかと見ていると、なんと、縦にガイドを引いてチェーンソーで切っていきます。


半分まで切って裏返します。ポイントは、切断してしまわないこと。切断してしまうと後の工程で苦労します。


クサビで一枚ずつ剥がしていきます。
クサビもそのあたりのヒノキを削った手作りです。


板になりました。


板状にできれば一人でも持てる重さになるので、作業場にもって帰って穴開けです。


樫に比べると半分以下の力で穴があきます。もっと軽いかもしれません。四つ分の穴開けでも余裕です。
四本足にする場合は、15°の角度で穴を開けていきます。また、足の開き方は体重がかかる方向を支えるため、座る方向に対して鋭角気味にあけます。


表面の目立ったでこぼこを丸ノミで整えて完成です!

立派なヒノキのワークベンチが完成しました。
板にするのもベンチを作るのもちょっとしたところでいろいろとコツがあり、一緒に作っているととても勉強になります。

まだまだやることは多いですが、もしブナ守の会クラフト部(仮)の立ち上げからお手伝いできるよ、というかたがおられたらぜひお声がけください。

2018年7月7日