今回のブナ活動は前回の続きで移植と植樹をしました。

とても良い天気で暖かく、作業にはうってつけの日でした。

移植も植樹も木が水を吸い上げ始める三月初旬までにしないと、上手くいかない可能性が高くなるので、まずは防鹿柵の外にある実生のブナ苗を最優先で防鹿柵の中へ移植しました。

今回もみんなで山を見ながら、どこにブナを植えるのがもっとも長く生きていけるのかを考えながら植樹をしました。私たちはブナを自然に還すことを重視しているため、一度植えると、そこには基本的に手を加えずあとはブナを信じて自然に任せます。

自分の子を世に送り出したような何とももどかしい思いですが、なんとか生き延びて欲しいと、自分の立つ瀬を見つけて欲しいと、祈るだけです。

植えたブナにはマーキングをして生育状況を見守ります。

 

あと、どの木がブナか分からないとよく言われるので、リフト駅から一番近くにある防鹿柵の中のブナに看板を設置しました。近くに来られた際は見てみてください。

2016年2月28日