3月の保護活動は、先にご案内したマイクロソフト助成事業の一環で「防鹿柵設置体験会」を実施しました。

今回は一般参加者も募集しての活動だったため、大所帯での活動となりました。内訳としては本事業の窓口をして頂いている日本自然保護協会(NACS-J)様、大阪みどりのトラスト協会様と米Microsoft関係者様、教育長をはじめとする能勢町関係者様と今回の活動に応募していただいた一般参加者の皆様。そこに能勢妙見山ブナ守の会会員も加わって、あわせて23名の活動となりました。

初めて妙見山にお越しの方もいらしたので、まず始めに能勢妙見山のブナの特徴と課題を説明しブナ守の会の活動を知って頂きました。

防鹿柵の設置場所は、普段は立ち入りの制限をさせて頂いている大阪府の特別地域とし、資材をみんなで運びました。

設置場所はアカガシ広場の尾根を下がった北側の斜面です。この場所は、数年前にアカガシの巨木が倒れ樹冠に隙間ができたギャップ地となっており、日当たりが良い場所です。しかし、下層の植生がシカの食害により裸地化しており、土砂の流出の懸念がある場所です。

事前に当会事務局がペグで印をつけた所に、手分けして支柱を設置していきます。今回も施工しやすい分割式の支柱を使用しました。

支柱ができたら、網を張っていきます。この網は、ガイドワイヤーが3本ありますが、それぞれのテンションが均一になるような適度の張りが必要です。また網自体も引っ張りすぎると破れやすくなりますし、たるみすぎると長さが足りなくなったりと、かなり注意がいる作業になります。過去には、ガイドワイヤーが絡まってしまい、ほどくのにとても苦労した経験があります。

網には、シカが潜り込まないように「スカート」と呼ばれる部分があり、アンカーとしてペグ打ちをおこないました。

網の張りが緩いとシカが網を押してくるので、補強のため支柱にロープで固定します。

今回は人数も多く、皆さんの連携で混乱もなくスムーズに設置できました。

アカガシの倒木下に周囲約35mの防鹿柵の設置ができました。これで今年度は、4ヶ所の防鹿柵を追加し、既設の柵を合わせると30ヶ所を超える数となりました。

今回設置した防鹿柵内に、13年物のブナの幼木を植樹しました(ピンクのリボン)。

予定よりスムーズに作業が進んだため、尾根を下った場所で、ブナの説明と景色を楽しんで頂きました。

今回の活動を通して広く能勢妙見山のブナとブナ守の会の活動を知って頂く機会になったと思います。

一般参加の方のなかには、周辺の企業様の参加もありました。これをきっかけに地域と企業と行政が一緒になって自然を守っていくネイチャーポジティブの輪が広がっていけばいいなと願います。

【今後の予定】

  • 保護活動日 4月18日(土)、5月18日(火) (各日ともに 10:00~12:00)
  • 総   会 5月30日(土) 14:00~15:30 於 能勢妙見山 よろずや2階

2026年3月19日