2月の活動は、植樹、新たに設置された防鹿柵周囲の清掃、下草刈り、看板磨きを手分けして実施しました。今回は、アメリカとドイツの留学生が、ホームページをご覧になられ参加頂きました。

 植樹は、①大阪府の特別地域に繋がる通路上斜面の倒木ギャップ地(倒木による明るい空間)と、②今年度の兵庫県/北摂里山魅力づくり応援事業で設置した兵庫県側の防鹿柵内に行いました。

①この場所は倒木による、次の世代のブナになることを期待しての植樹になります。貴重な苗を守るため、植樹後に防鹿ネットで囲いました。今回は単木の保護なので、広く防鹿柵を設置するほどではないので、費用削減のため、防鹿ネットを使いました。

②この場所は、「北極星の森」の入口で目につきやすい場所で、先月に引き続き植樹を行いました。


この防鹿柵周辺に多くのゴミ(トタン、ビールケース、ビン、缶、なぜか冷蔵庫、洗濯機など)が散乱していました。今回の防鹿柵の設置と植樹の機会に、撤去と清掃を行いました。

短時間でしたが、「北極星の森」の入口がすっきりし、長年の懸念が払拭されました。

沢山のゴミが回収できました。


 下草刈りは、昨年できていなかった三角点にある防鹿柵内を実施しました。

 三角点のある頂上付近にもブナ林があります。倒木したギャップ地に設置した防鹿柵内には、植樹したもの、実生から育ったものと合わせ30本の幼木がありブナの持続可能性が期待できる場所です。ここには、ブナ守の会発足以前に妙見山のブナが衰退の危機にあることを危惧し、服部先生を中心として、兵庫県「人と自然の博物館(ひとはく)」のジーンバンク(種の銀行:さまざまな原因により失われつつある種の危機を救うための制度)で妙見山のブナの苗を大切に育てて頂き寄贈され、10年前に植樹したものあり、大きく育った幼木もあります。


 「北極星の森」周辺には、誘導や天然記念物、妙見山の案内看板がありますが、風雨にさらされ汚れが目立ってきましたので、清掃を行いました。

 磨かれ綺麗になった看板です。

【今後の予定】

  • 保護活動日 3月18日(火)、4月19日(土)
  • 時 間   10:00~12:00

詳細は下記案内から「detail」を参照ねがいます。

2025年2月23日