こんにちは!
6月、もうすぐ今年も半年ですね。
今回の保護活動は、防鹿柵内の草刈りを行いました。
場所はスギ林内の防鹿柵が1箇所と、山の中腹にある参道脇、大きなブナの下の防鹿柵です。
最近は、下草が生えている中でもブナの頭が少しは見えるくらいの高さに育ってきましたが、まだまだ草刈りは必要です。
草刈りは順調に進み、12時前には綺麗になりました!
before
after
下草、と一言で言ってしまっていますが、実は防鹿柵の中には、鹿の食害を免れた多くの植物が育っています。
例えば、イチゴ類。
初めて見たときは、妙見山にもイチゴが生えているのかと驚きました。
他の柵内でも、多いところでは5種類ほどのイチゴが生えている、と教えていただいたこともあります。
シソ科と思われる、かわいらしい花の植物も生えていました。
タツナミソウに似ていますが、何という種類なのでしょうね。
気合いを入れて、もう一箇所を草刈りに行きます。
こちらはもともと生えているぶなの大木の下です。
先程の場所と比べると、植生が少し異なります。
こちらのブナも、草が生えていても頭は少し見えています。
よく育っています。
before
after
こちらには、カラムシやクサギといった植物がある、と詳しい会員さんが教えてくださいました。
(写真を探しましたが、うっかり撮り忘れてしまったようです)
下草刈りの後は、ブナの育苗所の草引きを行いました!
鉢植えは、夏は草引きや水やりを、特に丁寧に行わなければいけません。
Before
After
大きく育ちますように!
最後に、原生林を保護して原生林を保つ、というのは矛盾しています。
ブナ林の保護は、その矛盾に挑戦する、実はすごく難しいことだと思います。
ヒトの営みによって鹿が増え、鹿の営みによって当山のブナの原生林は今消滅の危機にあります。
それを原生林として守っていく、ということがどういうことなのか、考え続けて関わっていきたいと思います。
皆さんもぜひ、考えてみてください。
それではまた次回!
2022年6月27日