昨日はブナ守の会の保護活動でした。

6月になり雑草が茂ってきましたので先月に引き続き草刈りと、まえまえから気になっていたブナの苗の植え替えを行いました。

相変わらずシカ柵の中と外の差が激しいです。シカ柵の外ではほとんど見られないササユリが柵の中ではまだ残っており、シカ柵が貴重な植生シェルターであると改めて認識しました。

とはいえ、ブナを守るのが一番の優先順位なので目につくものをある程度残して、ブナの周りは切らせてもらいました。

ブナを植えていないシカ柵もあるので、そちらはそっとしておき今後の植生の遷移を見守って行きたいと思います。

いつもの集合写真です。

今日の作業内容について打合せ。

雑草が生えてきた苗のポット。苗も大きくなったので窮屈そうです。

ポットを大きくして、真砂土を足していきます。
野菜を育てる場合は腐葉土のほうが良いと思いますが、木の苗は真砂土を使います。このほうが菌にやられにくいためです。

ただ、ある程度大きくなって菌への耐性がついてくれば枯れにくいですし、腐葉土など栄養価の高い土のほうが育ちはよくなります。

あとは、腐葉土で大きくした苗と、真砂土で大きくした苗を植樹したときに育ち方にどのような違いがでるかは今後の観察していきたいです。

土を追加し雑草をぬいてきれいになりました。

相変わらずシカ柵の中と外のコントラストの差が激しいです。シカの食欲には太刀打ちできません。

シカ柵の中にはササユリなど貴重な植生が残っています。

ブナを育てるため、めぼしい草花を残してブナの周りをスッキリと刈っていきます。

草に隠れていたブナが出てきました。

実は草が生えにくいもう少し暗めの所のほうがブナの苗は得意で、そのようなところに植えればあまり草を刈らないでも大丈夫なのです。

ただ、今後の生長を考えたとき樹冠をとっている木がどうなるか予想もつかないのでここでは日なたに植えています

ブナを残して草刈り終了です。

周りの草も根は残っているのでそのうち生長してきますが、それはそれで植生保護になるのかなと。

2019年6月30日