ここ2週間で2回も作業道への倒木がありました。

通常の倒木であれば、森の新しい命を育むゆりかごになるので、倒れたままにしておくのですが、今回は2回とも作業道を塞ぐ形で倒れていたので、必要な部分のみ撤去することにしました。

8月に撤去した木は2本のイロハモミジでした。

ちょうど立入禁止の鉄の柵の上にかかっており、柵があけられない状態になっていました。

手前に倒れたモミジが咲くに掛かっています。奥の木もいつ倒れてくるか分からないため危険でした。

このモミジはまだ直径20~30センチくらいの太さでしたので、なんとかボランティアで撤去することができました。

柵に掛かった手前の木と、奥の折れかけていた木を撤去

なんとか、作業道の安全が確保できてほっとしていたのもつかの間、9月に入り突発的な豪雨と突風が続き、ブナの大木がものすごい音とともに折れてしまいました。

ブナの巨木がヒノキを巻き込んで倒れました

現場に行ってみると、直径1メートルを超えそうなブナの大木が横のヒノキを巻き込んで倒れており、ヒノキの良い香りとブナについた腐朽菌のにおいが広がっていました。

この大きさになると、さすがにボランティアでは手に負えないので、いつもお世話になっている京都森林整備隊さんに、作業道の安全を確保できる必要最小限での倒木の撤去をお願いしました。

綺麗に撤去され、作業道の安全も確保されました
腐朽が進んだブナの断面

さすがはプロの仕事です。綺麗に撤去してくださいました。

また、倒木したブナの断面を見るとかなり腐朽が進んでおり、外側だけでなんとか耐えていたことがわかります。(後ろの青々としたブナの葉と腐朽が進んだ幹が対照的です)

倒れて断面が目視できる状態になれば倒れるべくして倒れたことは一目瞭然ですが、倒れる前までは青々とした元気なブナの葉しか見えないので、普段ここをよく通っておりましたがこんなに腐朽が進んでいるとは気づきませんでした。

樹齢何百年の木の倒木は悲しいことですが、古い木が倒れたことで暗い森に光が差し込みます。

また、倒木が朽ちて腐葉土になることでまた新しい命が育つゆりかごになってくれます。

とはいえ、近年はシカの影響で新しい木が芽吹いてもすぐに食べられてしまうので、どこかのタイミングでシカ柵を設置しないと、土砂崩れの原因にもなってしまいます。

何にせよ、お金がかかる話なのですぐにできるものではありませんが、手遅れになる前に対策していきたいと思います。

全国各地、みんなが気づいていないところで、きっと似たような事がたくさん起こっているのではないでしょうか。

みなさんの近くの山は大丈夫ですか?

2025年9月9日