6月末に雨でブナ保護活動ができなかったため、 本日7月7日に振り替え臨時ブナ保護活動を行いました。

今回は、バッファゾーンの整備と防鹿柵内の刈り払いを行いました。

驚いたことにヒノキの人工林の中にブナの実生苗を発見しました!もう少し整備してギャップを拡大し、ブナ林を広げる端緒にできればいいですね。

今年度事業の目指す方向性について報告と意見交換を実施。

今日の作業についての説明をしました。

間伐遅れで放置された人工林なのでとても暗い林床です。鹿の食害に遭わないシロダモだけが繁茂しており、それ以外の植物は樹皮を剥がれたり芽を摘まれたりしてほとんど生えておりません。

そのシロダモの下はさらに真っ暗となり、仮にブナなどの実が落ちてもほとんど生長することなく枯れてしまいます。

そのため、シロダモを中心に低木照葉樹を除伐していきます。

人工林の中になんとブナの実生苗を発見しました!

踏まないようにとりあえず、そのあたりの木で簡易的に目印を作りました。

また、防鹿柵内では鹿の食害がないため、下草が繁茂しておりブナの生長を阻みます。ブナがある程度大きくなるまでは下草刈りをしてブナの生長を促す必要があります。

植樹したブナも立派に育っていました。


人工林の低木照葉樹の除伐。

Before

After

Before

After

防鹿柵内刈り払い

Before

After

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After

2017年7月7日