本日、第4回目となるブナ保全活動を実施致しました。

今回は、ブナがとても見つけやすい季節なので、山頂にあるブナの数を調査致しました。

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まずは、用意した割り箸を使ってマーカーを作ります。

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マーカーが用意できたら、いざ調査開始です。

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結果。

 

山頂付近の三角点より西側のエリアだけで、220本を越えるブナを発見しました!

私もこんなにあると思っていなかったので、マーカーが足りず、10本程度マークできていないブナがあります。

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次回、ブナの葉が確認しやすい間に、東側やその他のエリアの調査も行いたいと思います。

感覚的な数字ですが、ざっと見た感じ、山頂の東側は、西側の1/10程度。その他のエリアはぐっと減って1/100程度です。

 

なぜ、山頂西側だけがこんなに多いのか?

色々考えられますが、下記三点が大きな要因ではないかと思います。

1.明るい
山頂西側は大きなブナが倒木しギャップができているのに加えて、妙見山のお堂に倒れそうな大きな木は事前に切っているため、大変明るい森です。

2.積もった葉が少ない
山頂付近は木が比較的少ないため、地面に積もった葉の量があまり多くありません。そのため、ブナの実が地面に到達しやすく発芽の可能性が上がります。

3.寒い
ちょっとしたことですが、数十メートルで0.5度ほど気温が違うそうです。そのため、冬が相対的に寒いので発芽率に影響があるのかもしれません。

2015年5月5日